こんにちは、週刊ブックレター編集部です。
当サイトは、起業したい人、副業で年収を上げたい人を想定していますが、
本日ご紹介する本は、そんな読者のみなさまにピッタリな「節税ガイド」です。
確定申告の複雑さに戸惑った経験のある方も多いでしょう。
この国の税金システムは、資本家が開業率を下げるために、
わざと分かりにくくしているのではないかと疑いたくなるほど複雑です。
週刊ブックレタースタッフも経験がありますが、このような税金に関する本はどれも難しいものです。
一度頑張って読んで、難しい単語を覚えたつもりになっても、忘れてしまうんですよね。
しかし、本書の分かりやすさは抜群です。
分かりやすさに定評のある現役税理士YouTuberが、本音を交えながら、
「税金で損しない方法」をあれもこれもと教えてくれます。
「ひとり社長」と銘打っていますが、フリーランス、講師、メディア運営といった
昨今多い起業形態であるスモールビジネスや副業に特化しているのもGOODポイントです。
個人事業主 VS 法人 経営面8項目を比較した結果(p.24)
個人事業主のMAX税率は、「血の涙」が出るレベル(p.37)
「所得300万円」が法人化検討ライン(p.51)
①とにかくコストを抑えたい!
⇒合同会社
②得意先に対する与信面等で問題なさそう!
⇒合同会社
③株式会社としか取引したがらない大企業との仕事も想定される
⇒株式会社 (p.58 株式会社VS合同会社どっちがいいの?より)もう迷わない!資本金を決める6大ポイント(p.84)
お金が残る節税策には次のようなものがある。
●役員報酬
●非常勤役員報酬
●生命保険
●中小企業倒産防止共済
●小規模企業共済
●出張旅費日当
●社宅家賃
●企業型401K
●決算変更他
いずれも、節税を考えるならオススメしたいスグレモノばかりだ。(p.116)
上記はほんの一部ですが、これらの項目だけでも具体的なアドバイスが満載なことがわかるでしょう。
他にも「ベストな決算日はいつに設定すべきか?」「家族で所得分散する役員報酬の設定方法」など、
現場で使うリアルな裏技をピックアップして紹介してくれています。
起業ベテランの方も、意外と知らない泥臭い節税テクニックに巡り合えるはずです。
事業主になると、税引き後手取りからではなく売上からお金を使えるようになり、
さまざまな費用を必要経費で落とせるようになります。
資本主義のシステムを上手に利用し得をするテクニックの数々を、本書を読んで押さえておきましょう。