こんにちは、週刊ブックレター編集部です。
コロナ禍にて、Webコピーライティングのスキルが重要になってきています。
以前まで対面営業をしていた方も、インターネット販売へと
乗り換えざるを得なくなったのではないでしょうか。
ネット通販(EC)市場が伸びていることからも、
インサイドセールスやCRM、カスタマーサクセスなど
非対面型営業職がどんどん一般的になっていることからも、
この先、「文章で物を売る力」はビジネスパーソンにとって、
重要なスキルになっていくことが予想できます。
そこで本日ご紹介するのは、そんな「売るための文章術」が身につく本です。
しかも、本職のセールスコピーライターの方々も
よく推薦しているのを見かける、プロお墨付きの実践的な書籍です。
『10倍売れるWebコピーライティング』と題し、
かつてSEOコンテンツマーケティング全盛期に、メディアとして
各方面から注目を集めていた「バズ部」のノウハウの結晶でもあります。
「コピーライティングなんて考えたこともない!」
「コンバージョン率●%なんて言われても困る」という方もご安心ください。
本書が帯でうたっているのは、素人でも真似すれば書けるということ。
10の要素を組み合わせるだけで、自然と売れるセールスレターが完成します。
「何かを売るための文章」を書いたことがない方は、
難しいテクニックの前に、そもそも売る文章はどのような構造になっているのか、
基本をやさしく理解したいところでしょう。
それこそが本書の10の要素なのです。以下にその大枠を羅列しましょう。
◆キャッチコピー
①キャッチコピーの書き方◆ボディコピー
②「結果」パートの材料
③「実証」パートの材料
④「信頼」パートの材料
⑤「安心」パートの材料◆クロージングコピー
⑥簡便性の材料
⑦希少性の材料
⑧特典
⑨保証◆追伸
⑩追伸の材料 (帯より)
10の要素はまず、4つの大きな流れに分かれます。
1.キャッチコピー
2.ボディコピー
3.クロージングコピー
4.追伸
です。これがすべての基本になると本書では書かれています。
まず「キャッチコピー」では、数あるコンテンツの中から
自分の文章を読んでもらうために、読者の注意を惹きます。
次に、「ボディコピー」に入ります。ボディコピーの役割は、
「相手が抱える問題の解決策を示し、商品を「欲しい」と思ってもらうこと」です。
「結果」「実証」「信頼」「安心」といった要素を、
数字やお客様の声、有名人の推薦などを用いて、表現していきます。
次に「クロージングコピー」では、
確実に買ってもらうために、決断を迫ります。
例えば、手続きが簡単だと伝える「簡便性」、
期間限定や数量限定を設ける「希少性」、
おまけで付加価値をつける「特典」、
返金や品質を担保して購入者のリスクを取り除く「保証」、
などが考えられます。
最後に1つだけ浮いているようにも思える「追伸」ですが、
セールスコピーライティングの世界では追伸(=P.S.)が、
もっともよく読まれることがわかっています。
そのため、見込み客の購買を後押しするような、
印象に残る言葉をつけ加えます。
本書は、146ページの薄い本ですが、
セールスライティングの基本的な考え方・構成が
キッチリとまとめてあります。
「ネットで商品を売ることがあるけど、
文章をどう書いていいのかわからない…」
という入門者が学ぶのに最適な書籍でしょう。