こんにちは、週刊ブックレター編集部です。
2020年は、5Gの一般化、リモートワークの普及などが相まって、
動画コミュニケーションの重要性が劇的に増してきました。
テレビ芸能人がこぞってYouTubeに参戦したのも記憶に新しいです。
そんな中、「YouTubeをやってみたい」という方も多いのではないでしょうか。
数万人規模のYouTubeチャンネルやインターネット有名人が
どんどん新しく生まれる中、「動画のビジネス活用に乗り遅れたくない」と
漠然と考えてらっしゃる方もいるかもしれません。
本書はビジネスパーソン向けの動画の活用法指南書です。
「作ると使うの2つで変わる」と、意味が釈然としないキャッチコピーがありますが、
これは本書内で以下のように解説されています。
動画で稼ぐ方法には次の2つがあります。
・動画をつくって稼ぐ
動画を作成、配信することで、来店、商品の購入、受注など収益アップにつなげる。
・動画を使って稼ぐ
Zoom(ズーム)やSkype(スカイプ)など、動画をリアルタイムに配信する
Webコミュニケーションツールを利用して、仕事の時短、効率化、生産性の向上につなげる。(p.3~5)
さて、本文では「動画」を用いたメディアの活用法について、
幅広く解説がなされています。
動画というとYouTubeがまず思い浮かびますが、
競合が増えてしまっている昨今、以下のような代替案もあります。
・Instagramタイムライン
・IGTV
・LINE公式アカウント
・Vimeo
また急速に普及してきたZoomを使って、
以下のようなビジネス活用案が提示されています。
・セミナー
・コンサルティング
・家庭教師
・スクール
・塾
・採用活動
・打ち合わせ
・オンライン飲み会
・医療介護 (p.202~214)
新型コロナウイルスの流行を経て、「対面営業ができなくなった」と
嘆く声もありますが、本書を読むと
「必ずしも悪いことばかりではないのかもしれない」と思わされます。
なぜなら「動画」による営業はレバレッジが効くからです。
例えば自分の営業トークを動画に撮影し、アップロードしたならば、
時間と空間を超えて、24時間勝手に営業をしてくれます。
こうした営業方法をうまく活用できれば、
時間不足や人手不足を解消し、劇的に生産性を上げることができます。
動画活用というと「集客」のイメージがありますが、
マネジメントや人脈作り、オンライン教室運営など、
多面的な動画活用方法が掲載され、読者にさまざまなアイデアを与える本です。